Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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Exhibitionに2021の画像をアップ
私のホームページにExhibitionの頁があります。毎年、東京銀座のギャラリーせいほうで個展を企画していただいていますが、会期中に懇意にしているカメラマン2人が訪れて、会場風景を撮影しています。新作はまず図録用の撮影を工房内外で行って、その画像を案内状等さまざまなところで使っていきますが、ギャラリーに設置された作品は、このExhibitionの画像で全貌をすべて現していると思っています。ギャラリーでは作品の最終的な状況を、きちんと照明を当てて見せているのです。私に言わせれば、これは作品をステージに乗せ、よそいきの格好を纏わせていると考えていて、工房で見せる作品の素顔とはまるで違う雰囲気が感じられます。歌舞伎の演目で歌舞伎十八番のひとつである「暫」とも私は勝手に想定していて、「ハレ」の舞台でもあるのです。今回、2021年のExhibitionの画像を短いコメントとともにアップさせていただきました。この画像を見ていると、私が毎回ギャラリーせいほうで個展をさせていただいている理由が分かるのではないでしょうか。とにかく広く美しい空間がそこにあって、私の作品が映えるのです。私は泥臭い出土品のような造形をずっと作っていて、地を這うような「発掘シリーズ」は、その造形とは対照的な白い空間で見せると、原初的で縄文的なニュアンスがモダンで近未来的な空気感を纏ってくれるのです。Exhibitionの画像が作品の完成ゴールです。Exhibitionをご覧になるにはホームページの扉の右上にあるアイコンをクリックしていただけるとその頁に入れます。ご高覧いただけると幸いです。