Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 ルーティンワークについて
週末には創作活動について書いていきます。気分が乗りだすと集中力を爆発させて一気呵成に作品を作り上げる芸術家のタイプと、芸術家と言えどもまったくその逆のタイプがいます。私は後者に当たります。教職に就いていた時期が長かったせいもありますが、創作時間が少なかった私は自分の気分の高揚など待っておれず、ともかく時間を見つけては創作活動をやっていました。そこで培われた方法が、己の気持ちなど考えず制作を推し進めていく方法でした。教職を退職すると、全てが自分の時間になり、気分によって制作をする・しないことも可能になりました。ハイクオリティな作品を作るためには、時に集中力の爆発も必要かもしれないと思いつつ、従来通りの方法でしか制作を進められない私は、仕事に勤務していた時と同様に、自分の気持ちではなく、時間で区切って制作をしていく方が良いだろうと思うことにしました。職場に出勤するように朝9時には工房に入り、夕方3時には工房を退くという基本となる制作時間を決め、退職した2年間は毎日これを決行してきました。勤務と違うのは平日も週末もなく、常に工房にいて制作に従事している点です。まさにルーティンワークです。ネットによるルーティンワークとは、ある決まった業務や仕事を一定の間隔で繰り返しおこなうことを言います。これはイレギュラーが起きるケースが少なく、日々の業務で大きな変化が生じないことが利点ですが、ルーティンに拘るあまり、イレギュラーが起きた時に臨機応変な対応ができなくなるデメリットもあるようです。私の場合は創作活動で、危機管理対応を含まないためにルーティンワークが効果的にできるのです。