2024.07.15
2024年の東京銀座のギャラリーせいほうでの個展のオープニングを迎えました。「陶彫・『発掘』シリーズⅩⅤⅠ」として「発掘シリーズ」は16回目になりますが、「構築シリーズ」を過去3回やっているので、通算19回目の個展になります。19年前より毎年個展をやってこられたのは、自分を丈夫に生んでくれた両親のおかげで、さらに創作活動が始まってから自分の健康を支えてくれた妻にも感謝です。手前味噌な書き出しになりましたが、毎年ギャラリーせいほうの広い空間を満たすだけの作品量を絶えず作り出してきた自分のメンタルにも、そろそろ自信を持ってもよいかなぁと思っています。決して過信はしていませんが、身体と精神の健康が続く限り、個展は継続していきたいと願っています。個展は旧交を温めるための有効な手段で、懐かしい人たちに会える喜びがあります。個展で発表する作品は自分の内面を詳らかにするもので、自分のいい面の個性や悪い面の癖が出てしまいます。自分の思索の深さも隠せるものではなく、鑑賞に来てくださった方々に、自分がどう映っているのか、自分の現状の在り方が全て曝け出されてしまうのです。何より今日から個展最終日まで、自分の作品が並ぶ中に自分自身がいて、常に自分の内面と向かい合っている状況に耐えなくてはなりません。個展がまだ出来なかった若い頃に、個展開催に憧れ、師匠や先輩諸氏のカッコ良さを遠くを見る目で眺めていた私は、実際にその実施者になると、妄想は消え、自分の欠点をこれからどう補っていこうかを考える結果になりました。19回も個展をやっても、それは解消されずにいるため、また来年に向けて走り出していくのです。そんな個展ですが、見ていただいた方々に貴重な意見もいただいております。ご高覧くだされば幸いです。