Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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映画「アプレンティス」雑感
今月、第47代アメリカ大統領に就任したドナルド・トランプ氏。初日から次々と大統領令を発出し、その物議を醸すやり方に世界中が注目してきました。この人はどういう人物だろうと興味を持ったのは私だけではないはずです。そんな疑問に対し、大統領就任前からとんでもない映画が作られていたことが判明しました。題名の訳は「見習い」というもので、若かったトランプには師匠がいたことを映画は示唆しています。父の不動産業が倒産寸前だったのを救ったのは辣腕弁護士ロイ・コーン。勝つためには人道から外れ、法さえ無視する冷徹な仕事ぶりで、トランプは彼の伝授によって、大事業を成功させていくのです。やがてトランプはコーンを超える怪物へ変貌していき、取引を優位に進めていく現在の姿があるというわけです。本作はドキュメンタリーではなく、あくまでもドラマになっていますが、当のトランプ大統領が、この映画を「安っぽくて政治的に不快な中傷」と評しているのは、どこか本人の嫌なところに触れた部分があり、人の本質は原点に立ち返ることで炙り出されるということでしょうか。監督や主演、脚本家に関することは図録から拾います。「かくも愛され、かくも憎まれるドナルド・トランプは、本当に私たちの認識通りの人間なのか。彼は合衆国の長にふさわしいのか、その職務に適した性質はどこか。アッバシ(監督)とスタン(トランプ役)、脚本家ガブリエル・シャーマンの洞察は、善と悪、支持と反対、保守とリベラルといった二元論への回収をとことん拒否する。そのかわり、人物の本質に限りなく接近し、愛らしさと悲しみを認め、欠陥をさらけ出すのだ。そして、社会や人間のシステムとエラーを問う。”なぜ、この人物に権力を与えることになったのか?”と。」(稲垣貴俊著)私が面白いと感じたのは、本作が大統領就任前に封切られたことです。表現の自由はアメリカの専売特許ですが、アメリカの上映館に妨害や規制はなかったのでしょうか。私は家内を誘って横浜を抜け出し、海老名ビナウォークの映画館まで足を延ばしました。昨日工房で窯入れをして、今日は作業が出来なかったので映画鑑賞に行ったのでした。