2016.07.16
図録撮影時には現行の作品の一部の部品が不足していたり、それらの補填を急いだためブレーカートラブルに見舞われて窯内の温度が上がっていなかったり、とにかく今回の新作には苦労をさせられました。完成までの綱渡りというコトバを私は毎年使っていますが、今回ほど実態に伴った綱渡りがあった年はなかったように思います。それが証拠に今も窯内にまだ冷めやらぬ陶彫部品があるのです。それでも何とか明日の搬入に間に合いそうで、内心はホッとしています。今回は11回目の個展で、過去10年の間にはさまざまなアクシデントがありました。陶彫部品を接合するボルトナットを忘れて搬入に行ってしまい、慌てて銀座のギャラリーから橫浜の工房に戻って、忘れ物を持ってもう一度気を取り直して銀座に向かった時もありました。小さな部品が見つからず、搬入した日の夜に木箱を預かってくれていた業者の倉庫に行って、箱の中から小さな部品を見つけた時もありました。今回は慌てることのないように準備をしておこうと思います。先日、ふと気づいて芳名帳を購入してきました。図録も300冊ほど搬入時に持ち込もうと思っています。ガムテープ、ドライバー、筆記具等準備や最終日の搬出に必要なグッズも持ち込みます。1年1回のイベントは自分にとって命を削るような思いをすると言っても決して過言ではなく、ハラハラドキドキして初日を迎えるのです。今日の点検は時間をかけて、個展会場をイメージしながらじっくり準備をやりました。いよいよ明日は搬入です。