2016.07.29
今月のRECORDは「はばたく」というテーマで制作しています。羽ばたくイメージとして翼を描くことが多く、そのうち西洋のドラゴンにも翼があるとふと思いつき、ドラゴンについて調べてみました。ドラゴンは中国の龍とは起源が異なりますが、洋の東西で似た架空の動物が存在することが不思議で、これを比較して調べてみるのも一興かもしれません。ここでは西洋のドラゴンを扱います。ギリシャ・ローマの古代世界ではドラゴンと蛇は厳密に区別されていなかったようで、ネットによると象を絞め殺すほど圧倒的な力をもった大蛇がドラゴン発祥の源になっています。黄金色の鱗をもち、有翼のドラゴンが登場するのは中世からのようです。聖書には大天使ミカエルと闘った赤いドラゴンが登場し、それが悪魔と呼ばれるようになったそうで、ゴシック時代の図像では有翼のドラゴンが口から火を吐いています。さらに王がドラゴン退治をする「黄金伝説」(13世紀)がヨーロッパ全土に広がり、民衆劇の題材にもなって、現在のドラゴンに近い形態になっていきました。ネットには詳しい説明がありましたが、概説をすればこんな具合です。翼で飛ぶには、図像にある翼では小さすぎるというリアルな指摘もありました。架空の動物なので、そこはファンタジーを優先させていきたいと感じました。映画やアニメやゲームにも登場するドラゴン。凶暴なだけではなく知恵をもっていたり、人間を援助するドラゴンは、愛される怪物といったところでしょうか。