Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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甦る!陶芸の里
毎年この時季に栃木県益子で開催されている陶器市と茨城県笠間の陶炎祭(ひまつり)に出かけていきます。友人たちの新作が楽しみなのです。今年は震災の影響で多くの窯が壊れたり、作品が割れたりしていることが報道で伝えられていました。笠間の友人の窯も耐火レンガが壊れて修理していることを聞いていました。今回は被災見舞いを兼ねて出かけました。夜明け前に横浜を出発し、朝8時には益子の共販センター駐車場に到着。新聞やテレビ報道のおかげか来客万来で陶器市の混雑は大変なものでした。益子の友人は震災があった日は窯出しをやっていて、窯は壊れなかったものの窯の位置が動いてしまったと言っていました。午後は笠間の芸術の森公園駐車場に到着しましたが、駐車を待つ車で渋滞していました。笠間の友人は前述したとおり窯が壊れて新作が思うように出来なかったことや、陶芸家の中には仕事を止めてしまった人もいるという話を聞かせてくれました。ここも益子同様訪れる人の多さで例年になく活況を呈していました。諦めなければ何とかなる、何とかしなければならないと思うことが復興への第一歩だと実感しました。人がこれだけ集まる、見に来る、買って行く、ということは陶芸の里を皆で支えていることの証です。私も応援できるところは応援していこうと思った一日でした。