2026.05.01
5月になりました。5月の制作目標は別の機会に回すとして、今日は昨日に引き続いて美術館巡りを行ないました。まず最初に訪れたのは東京の六本木にある国立新美術館で、ここで開催されている「国展」を見に行きました。週末は工房に出入りして染織をやっていた美大生が、卒業制作の染めを「国展」に応募して入選を果たし、その招待状を工房に持参してきたので、彼女の力作をもう一度見てこようと思ったのでした。作品は女子美大卒業制作展で既に見ていましたが、公募団体の中で見る作品がどう映えるのか確かめたかったのが来館の理由です。彼女は就職もするので、翌年は時間が制限される中での応募になり、以前の私と同じ二束の草鞋生活になります。時間が自由に使えた大学生生活とは異なり、厳しい中でも作品の水準を保てるのかが今後の大きな課題です。ただし、彼女には具体的な指標が見えているし、相原工房も使えるので、後は本人の頑張り次第というところでしょう。「国展」(国画会)は100年の歴史がある大きな公募団体で、絵画や彫刻も数多く展示されていました。見て回るだけで疲れましたが、せっかく六本木まで来たので、もうひとふんばりしてサントリー美術館にも立ち寄ることにしました。ここで開催している「河鍋暁斎の世界」展はイスラエル・ゴールドマン氏収集による本邦初公開の作品があり、疲れが吹き飛ぶほどの楽しい展示内容でした。河鍋暁斎の描く魑魅魍魎や蛙や猫に私は何度魅了されたことか。今回も例外ではなく、その描写の巧みさに心が揺さぶられました。詳しい感想は後日に改めます。描写の巧みさという点で言えば、次に向かった横浜美術館で開催されている「今村紫紅」展も、日本画に自由闊達な表現を模索した画家の足跡を辿った展示内容で、享年35歳で亡くなったのが信じられないほどの力量を感じさせてくれました。これも詳しい感想は後日に改めます。今日は東京から横浜まで3つの美術館で開催されていた3つの展覧会を回り、気持ちは充実していました。今月は制作だけでなく、観賞にも頻繁に出かけていこうと思っています。