Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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アーヴィング・ペン&三宅一生
近未来型の美術館が東京六本木の東京ミッドタウンにあります。21_21デザイン・サイトは、いかにも図面で引いたようなシャープな建物でした。先端を行くデザインやアートを発信するのに相応しい環境で、そこで開催されていた米人写真家アーヴィング・ペンとファッションデザイナー三宅一生のコラボレーションによる展覧会は、建物の雰囲気に合っていました。三宅一生の斬新な服を構成美で捉えたアーヴィング・ペンの写真。こんな視点があるのかとデジタル表現の面白さに息を呑みました。自分も彫刻作品をカメラマンに自由に撮影してもらっています。そこに制作者の意図を超えた面白さを発見することがあります。今回のファッションと写真の展覧会を、自分の場合に置き換えて彫刻と写真としてみたらいかがなものかと考えてしまいました。同じ被写体であっても異なる領域で仕事をしてコラボレーションする機会、これはまさにホームページで自分がやっている行為です。21_21デザイン・サイトでの洒落た展覧会が身近に感じた要因がそこにありました。