Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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無休の4月を振り返る
今日で4月が終わります。今月は30日間あって、工房に出かけた日は30日間ありました。つまり今月は無休で創作活動を続けていたことになります。無休で仕事が出来たのは、この仕事が人から与えられたものではないからで、自分の意欲が自分の心身に打ち克って、休日を欲しなかった結果です。それでも今年の個展に作品が間に合うかどうか微妙なところで、私は尋常でない精神状態になっているのかもしれません。常に工房で陶土に触れている私は、気持ちを内面に向けることだけに特化してしまっているようにも思います。このゴールデンウィークには気分転換を図る必要を感じます。今のところ遠出するのは無理なので、映画にでも行こうかなと思っています。日記代わりの小さな手帳を見ると、工房にいる時間も長くなり、仕事を終える時間が遅くなっています。今月の美術鑑賞は「ブランクーシ展」(アーティゾン美術館)、昔の同僚が出品していた「モダンアート展」(東京都美術館)に行ってきました。ブランクーシの簡潔な作品は、私には涼風に頬を撫でられるような清涼感を齎せてくれました。映画鑑賞では「ハイキュー ゴミ捨て場の決戦」(鴨居ララポートTOHOシネマズ)に行ってきました。スポーツ漫画による娯楽映画でしたが、日本のアニメーションのレベルの高さを伺わせました。今月で一番大きかったことと言えば、17年間一緒にいた飼い猫トラ吉が22日未明に亡くなったことでした。トラ吉は病院通いもなく、次第に筋力がなくなって立てなくなりました。私たちはトラ吉を最期まで世話し、看取れたことで、気持ちの整理が出来ました。今月は短く感じられましたが、いろいろな意味で充実していたのだろうと思います。