Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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雛型制作に対する欲求
ウィークディは公務員、週末は彫刻家として余裕のない日々を過ごしている自分ですが、時間があれば工房内の室内環境を整えたり、倉庫の効率化を図ったりしたいと願っています。さらに願うことは雛型を多く作ってみたいのです。1年1回の夏の個展のために自分は1年間かけて彫刻制作をしていて、必要に迫られれば雛型を作っていますが、これにしても時間的余裕のない中でやっているので、雛型としては見せられるものではありません。雛型制作を考えるに、これは必要に迫られて作るものではなく、実寸の制作があろうとなかろうと様々なものを数多く作って、自分のイメージの蓄積をしておきたいのです。さらにどこかで「雛型展」ができたらいいなぁと思っています。素材は細工が容易にしやすいという理由で石膏や木材や紙を考えています。建築模型のように自分が模型サイズになって、そこに入り込めたら最高です。野外の広場や緩やかな丘を想定して、そこで憩える造形をやってみたいと思います。イメージの具現化をするのに雛型は時間をかけずに作れます。そんなところが雛型に惹かれる理由です。