Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 久しぶりの石膏型取り
自分が大学で彫刻を学んでいた頃は、頻繁に石膏型取りをやっていました。人体塑造をやっていたので、作品を保存するためには粘土による塑造を石膏に置き換えるしか方法がありませんでした。まさか習作をブロンズに鋳造するわけにもいかないので、石膏が一番安価で便利な素材として大いに使用していたのでした。今日は朝から工房に篭って、来年に向けて新作のイメージを練っていました。新作の陶彫には石膏の型が必要で、そのために今日は粘土の原型から石膏の型取りを行いました。石膏を扱うのは久しぶりです。最近いつ石膏を扱ったのか忘れているくらいです。工房の棚に焼石膏が保管されているので、数年前石膏を手にしたように思いますが、何を作ったものか思い出せません。あるいは工房に出入りしているスタッフが石膏を扱ったのかもしれません。ともあれ自分にとっては懐かしい石膏型取りを行いました。石膏には独特の匂いがあって、学んでいた当時の大学の彫刻棟を思い出しました。工房に薄い真鍮板があったので、それを切金として利用しました。自宅にあった大き目のスプーンを、工房のコンクリートの床に置いて、ハンマーで叩いて石膏用ヘラを作りました。粘土原型を回転台に置くと、昔の記憶が甦りました。何度も石膏を水に溶いて雌型を作り始めると、一瞬20代に戻ったような錯覚がありましたが、その後疲れが出てきたので、やはり年齢には勝てないなぁと思いました。ちょっとした石膏型取りでしたが、夕方まで作業しました。若い頃は何の苦も無く石膏型取りをやっていたので、そのイメージでいたのが間違いでした。石膏型取りは一日がかりになり、結構疲労しました。明日は個展のための作品梱包をやらなくてはならないと思っています。