2014.07.10
人との日常的な関係の中で自分は心理的な相違を感じることがあります。正直に言えば人付き合いは骨が折れるなぁと思います。たとえ親兄弟と言えども別個の人格であるため、それぞれが孤立した感は否めません。人間は社会的集団として生きて組織を作りますが、他者との共有感情は敢えて意識をしなければ持続できるものではありません。高度に分業され構築された社会システムの中で、私たちは日々生きて、常に他者との摩擦の渦中にあると言っても過言ではありません。前述した心理的な相違、または摩擦を「溝」として視覚化するのは難しい課題かもしれませんが、そんなに難しく考えず、人と人を繋ぐ「絆」を表せばいいのではないかとも思います。震災があって共有感情が芽生えました。震災を経験したという意識があってこそ関係を持続しなければならない「絆」ですが、契機はどんなものであれ「溝と溝を繋ぐもの」を今月のRECORDのテーマにしたいと思います。