2014.08.22
空が澄んで浮かんでいる雲に秋を感じるのに、この暑さはどうだ、と言わんばかりの30度超えの毎日です。涼しくなるのは一体いつなんだと思いながら、まだ終わらない夏を楽しんでいます。過ぎゆく夏に感傷を覚えることはありませんが、涼しさが立ち込めると俄かに気分が変わってくるのかもしれません。夏気分を味わうのは年齢と共に薄くなっていくようです。高校時代は学校が海の近くにあったため、よく夏は友達と連れ立って海に出かけました。ガールフレンドがいる友達を羨ましがったり、怠惰に過ごした時間を悔やんだりしました。夏空を白い雲が流れていくのをボンヤリと眺めていたことは今でも覚えていて、たまに充実した時間帯があったと思うけれど、それを思い出せないのが何とも不思議です。せっかちに動いていたことは暫くすると忘れてしまうのかもしれません。夏は何もしないで過ごす、そんなことが贅沢に感じられるのは、現在の自分がかなり切迫した状況を抱えて右往左往していることが見て取れて、これでは何も記憶に残らないなぁと思っています。現に職場での地位は上がり、作品は確実に増えてゆくのに、ひとつ仕事が終わってしまうと記憶から忽ち抹消されてしまう、そんな思いに駆られました。作品を作っている時の無我夢中さも苦しさも、それがどの作品のどんな場面だったかは思い出せません。ずっと夢中で苦しかったことはありますが、作品ごとの苦闘は忘却の彼方にあります。まだ終わらない夏、たまには空を見上げて過ごしてみようかなと思うこの頃です。