Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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毎晩通った夜の工房
この1週間は月曜日から今日まで毎晩工房に通いました。気候が良くなって制作しやすくなったこと、職場が新しい体制になって動き始めたことが、帰宅後に工房に行けるようになった理由です。月曜日は陶紋の彫り込み加飾、火曜日は土練り、水曜日と木曜日は陶紋の彫り込み加飾、金曜日は明日の成形に備えて畳大のタタラを5枚作る作業を行いました。この1週間の夜には、新作に使用している硬化剤の追加分が販売元から郵送で届いたことや、家内と食料品の買い物に出た日もありました。仕事では出張が3回あって、出張先から帰った後、前述通り多忙な夜の時間を過ごしてきました。充実した1週間だったと思い返していますが、超過労働で長く続くものでもないかなぁと思っています。ただし、陶紋をこの時期に作っておかないと、野外撮影に間に合わなくなるという図録作成上の都合もあり、ともかく頑張った1週間だったのです。夜の工房は蛍光灯に照らし出された魅惑的な空間が広がっています。芸術家によっては夜を制作時間に当てている人もいるくらいで、集中力は増してきます。FMラジオが耳に心地よく、自分を解放するのには最適です。翌朝早く職場に出勤しなければならないという考えが頭の片隅にあるので、1時間から2時間程度で作業を切り上げますが、ほんのひと時を非日常の空間で過ごすのも悪くはないと思っています。あまり工房でゆっくりしてしまうと自宅に帰ってから取り組むRECORDに皺寄せがくるのが辛いところですが、一日のスケジュールが過激なのは昔からわかっているところです。そのせいか奥歯が浮いたような感じになったり、五十肩が疼いたり、RECORDを制作している途中で俯して寝てしまったりして、疲労がピークに達しているのかなぁと思うところが気になっています。