Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 益子より陶土が届く
陶彫を始めてから栃木県益子町にある明智鉱業に陶土を注文しています。かつて陶芸家の友人から明智鉱業を教わり、益子を訪ねた時は必ず店に顔を出しました。さまざまな陶土を使って混合実験をやっている時も、少量ずつ陶土を買って帰りました。道具もここで調達しています。複数の陶土の配合が決まってからは、それら陶土を大量に購入していますが、最近は横浜に郵送してもらっています。今回は400キロの陶土を相原工房に届けてもらいました。運搬業者から電話があったのに気づかず制作をしていたら、工房の扉をノックして運搬業者がやってきました。見覚えのある業者さんだったので、トラックをガレージ側に回して待機していました。陶土が残り少なくなっていて心もとない気分でいたところ、早めに届けてくれて助かりました。材料あっての創作活動です。今日は朝から工房に篭って、土錬機を回したり、タタラを作ったりしていて忙しく過ごしていました。「発掘~環景~」の台座も作り始めました。これは木製です。最終的には夜9時まで頑張り続けましたが、さすがに腰が痛くなり、作業を切り上げました。今日はイラストレーターをやっている若いスタッフが工房に来て油絵を描いていました。社会人になると生活のための仕事が大変になり、創作活動が疎かになりがちです。自分もその気分はよくわかります。好きなことだけやって食べていければ、それに越したことはありませんが、なかなかそうもいかず、時間のやり繰りに苦しむことになります。余程運がいい人以外は、誰でも通る試練の道で、その途上で創作活動を諦める人も少なくありません。工房に関わりのあるスタッフたちは、ぜひ継続して欲しいと願っています。