2016.06.22
先日の関西出張の折、京都国立近代美術館で開催中の「ポール・スミス展 HELLO、MYNAME IS PAUL SMITH」を見てきました。世界的なファッションデザイナーであるポール・スミスは、イギリスのノッティンガムに生まれ、少年時代は自転車競技の選手を夢見ていたようですが、事故で夢を断念し、その後アートに興味を持ち、さまざまな出会いを通してファッションの世界に身を置くことになったようです。図録には「ポールは現在も、ブランドの経営に全面的に関わり、成長を続けるチームを率い、服をデザインし、生地を選び、出店する場所を決め、仕事のあらゆる進捗を見渡していますが、そのやり方はすべてが温かく、ユーモアとウィットにあふれています。」と書かれていました。クラシカルな要素とモダンな要素を融合させたデザインは、イギリス調でありながら革新を求める意欲に溢れていて、展示物は楽しさ満載でした。私が「ポール・スミス展」を見ようと思った要因は、古典的な佇まいを取り入れたポール・スミスの現代感覚にあります。たとえば店舗の設計やインテリアに和みの雰囲気が漂っているのです。「希少価値のものと粗野なものを混在させるやり方は、家具の選び方にも見られる。」と図録にある通り、汚れて放置されていた作業台に、洗練されたファッションを合わせ、そのコラボレーションを楽しむ方法に自分は興味津々でした。また日本や他の国で収集したグッズにも独特な拘りがありました。私はファッションデザイナーの展覧会にはあまり足を運ばないのですが、これは見て良かったと思いました。