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ビーフシチュー・コミュニケーション
私は私物の寸胴鍋を職場に置いています。事あるごとに大鍋コミュニケーションと称して、職員に豚汁や鳥汁を振る舞っているのです。これは仕事上の人間関係の改善を図る経営戦略であり、料理を作って皆に食べてもらいたい私の趣味の押しつけでもあります。当然自腹で食材を買ってきますが、調理は職場の用務員室を使わせていただいています。通常の鍋料理は一日で野菜を切るところから完成までいきますが、今回のビーフシチューは前日からの仕込みが必要で、これは自宅で家内に手伝ってもらいました。玉ねぎや人参、セロリ、ニンニクなどを牛肉と一緒にカタチがなくなるまで煮込むため、昨日から数時間かけて鍋を火にかけていました。赤ワインもアルコールを飛ばすため早い時期に入れておきました。目安は40人分です。牛肉は完全に煮込んでカタチをなくしてしまうものと、ブロック肉の表面を炙ってカタチを残すものとに分けていて、ブロック肉は触感を楽しむために、シチューがある程度出来上がってきたら入れるようにしました。味付けは私なりに工夫をしていて、バターや香辛料を効かせた濃い目の味付けにしました。紙皿にシチューを入れた時にサワークリームを少々落として完成です。予めベーカリーに注文をしておいた手作りのパンを添えて、今日は40人に振る舞いました。やはり2つの職場が合同で食事を楽しむ時間は、大変楽しく即座に仲良くなっていきました。ビーフシチュー・コミュニケーションは大成功でした。どうやら昨夜から私は調理にずっと神経を使っていたようで、妙な疲れ方をしました。それでも職場関係が円滑にいくなら申し分がありません。