Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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三連休で目指すもの
今日は建国記念日でした。何をもって建国とするのか、国によって異なるそうですが、日本の建国はかなり古い捉えをしていて、古事記や日本書紀に由来しているようです。そこに登場する初代天皇である神武天皇の即位日というのが建国記念日の根拠だそうで、旧暦を新暦に換算すると2月11日になるそうです。ふぅん、そうなのか。私はどんな祭日であれ、勤務を要しない日を歓迎する人なので、もうひとつの精神生活に属する仕事を、今日は喜んで行いました。昨日は午前中だけ制作に充てたので、制作はやや遅れ気味です。三連休で目指すものは小さめのテーブル彫刻に吊り下げる陶彫部品の成形と彫り込み加飾の完成です。さらに大きなテーブル彫刻の床に置く陶彫部品の2段目に取り掛かれることが出来ればラッキーというところですが、それはどこまで迫れるかわかりません。今日は朝から工房に篭りました。工房の梅の花がちらほら咲いてきました。寒さが多少緩んできたような気配がしました。土練りをしたり、タタラを準備したり、彫り込み加飾をやったりして一日を過ごしましたが、今日は工房に通ってきている若いスタッフの作品運搬日になっていて、彼女は巨大な作品を分解して、畳大のダンボール箱に収納していました。午後、搬入業者がワンボックスカーでやってきて、作品は作者より先に愛知県に行ってしまいました。彼女は今夜の深夜バスで愛知県に向うようです。工房のかなりの部分を彼女の作品が占めていたので、ようやく現状復帰をして通常な制作場所に戻しました。彼女の作品も、私と同じテーブル彫刻の形態をとっていて、なんと大きさは4畳半にもなります。ただし、板上に絹糸を散らせた作品なので、私よりはるかに軽量です。私の古代出土品のような重量級の作品とは、対極にある世界を創造しているのが彼女の仕事ではないかと思っています。夕方まで作業をして、私は自宅に戻りましたが、疲労で毎週のようにソファに倒れこんでしまう有様です。今回は三連休なので明日も制作三昧です。頑張ろうと思います。