Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 梱包&美術館巡り
梱包作業のリフレッシュのために適度に鑑賞の機会を入れています。今日も昨日に続き、午後は鑑賞を入れました。今朝は7時から工房に篭り、梱包用木箱に陶彫部品を収め始めました。作った木箱は9個。カットしたベニヤ板がなくなったので、これ以上木箱が作れず、ひとまず9個の梱包をやったのでした。全体の陶彫部品の3分の1くらいが木箱に収まりました。う~ん、木箱は20個では足りないかもしれません。来週のウィークディの仕事帰りに材木店に行って、ベニヤ板をカットしてもらおうと思っています。昼ごろになって、家内を誘って美術館巡りに出かけました。初めに行ったのは東京駒場の日本民藝館。私は久しぶりにここを訪れました。瀟洒な住宅街の中に、日本らしい蔵作りの民藝館がありました。ここは展示空間が素敵です。民藝運動を牽引した柳宗悦や河井寛次郎、濱田庄司らが求めたさまざまな民芸品が、蔵作りのモダンな展示室に置かれていて、気分が解放されます。今回はNHK番組で紹介された染色家の個展が開催されていたので鑑賞に訪れたのでした。「柚木沙弥郎の染色」展は、動物や植物の象徴化されたパターンから斬新な幾何抽象まで、布に染め上げた作品の色彩が美しく、とりわけ私が惹かれたのはアフリカやアジアの仮面と一緒に展示された布が、何とも不思議な調和を醸し出していたことでした。休日だったため、日本民藝館は混雑していて、図録も売れ切れていたことが残念でしたが、それでも感覚が刺激される瞬間が何度もありました。詳しい感想は後日改めます。次に向ったのは横浜美術館でした。横浜は地元なので、自宅近くに戻ってきたわけですが、「ヌード展」を開催していて、これは必ず見ようと思っていました。イギリスのテート・コレクション所蔵作品のうち、人体のヌードばかりを集めた企画で、なかなか面白いテーマだなぁと思いました。ロダン等の力作も多く、見応えもありました。これも詳しい感想は後日改めます。今週末は自作の梱包作業と鑑賞を組み合わせて、充実した時間を過ごしました。