Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 疲労を抱えた制作
週末の日曜日となればウィークディの疲労が取れて、思う存分制作に入るところですが、今日は違いました。金曜日の夜から職場で研修旅行に出かけ、昨日は湯河原から帰って来た後、時間を置かずに神奈川県茅ヶ崎市や東京都町田市の美術館に出かけました。2つの展覧会とも内容が濃くて、私は我を忘れて食い入るように作品を見続けてしまいました。昨日は充実した鑑賞でヘトヘトになっていたため早めに床に就きましたが、今朝も疲労が取れず工房に行ってもなかなか作業を始められませんでした。とりあえず窯のスイッチを今日中に入れなければならず、まずは乾燥していた陶彫部品2点の仕上げと化粧掛けを行いました。ここで言う仕上げとは、ブロックサンダーを使って、陶彫の表面にある指跡を消す作業のことを言います。創作的な作業とは異なり、只管ヤスリがけを行うだけなので、多少疲れていても問題なく進めることができるのです。化粧掛けも負担は軽いので、何とか夕方に窯入れまで辿り着くことができました。制作工程ではこの後40キロの土練りを行うことになっていましたが、無理をせず土練りは後日に回しました。今日は昼ごろ窯や陶芸道具を扱う業者が訪ねて来ました。その業者は運送業の資格を持っているので個展の搬入搬出でも手伝ってもらっています。工房のロフトも業者の伝手で鉄工所を紹介してもらって作っていただきました。その業者と話をしているうちにロフトの拡充を考えるようになりました。しかもロフトに作品を上げるために天井クレーンを設置しようかとも思いました。ロフトを作る時に、ロフトを支えるために数本の鉄柱を新たに追加設置してロフトの床を補強しています。立派な鉄の階段も作ってもらいましたが、人が運搬するのが大変で、比較的軽いものしかロフトに上げていないのです。電動式の天井クレーンがあれば、箱詰めの陶彫部品もロフトに置くことができます。その計画は私が現職でいるうちに施工しようとも考えました。お金がかかるので退職前が都合がいいのです。今日は疲労を抱えていたので軽めの作業で工房を後にしました。