Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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4月の制作目標
昨日、母が亡くなり、私は生きることの意味を考えていました。終焉があるからこそ生きる素晴らしさがあると感じていて、その生きた証としての創作活動が自分の中では重要な意味を持つと結論付けることに至りました。私にとって現行の制作を進めていくことが自分の人生を謳歌することと思っています。そんなことを含めて、改めて今月の制作目標を考えてみたいと思います。先日、カメラマンに連絡し、図録を作るための作品撮影日を5月31日(日)に計画しました。それまでに個展に展示する作品は全て完成させていこうと思っています。先が見えてきたので、この2ヶ月で何をするべきか明確になりました。まず一番大きな新作は6枚の厚板を屏風に仕立て、そこに接合する陶彫部品と屏風の前に置く陶彫部品を繋げて成り立つ集合彫刻です。これは残りの連結する陶彫部品を作っていけば完成となります。そろそろこの新作の題名を考える時期になったなぁと思っています。もうひとつの新作はテーブル彫刻で、屏風の作品に比べてやや小さめです。この作品のテーブル部分の厚板加工は終わっています。そこに砂マチエールと油絵の具塗装、テーブルに設置する陶彫部品、テーブルを支える柱の数本をこれから作ります。今月の制作目標はこのテーブル彫刻が中心になるかなぁと思っています。さらに毎年作っている「陶紋」と呼んでいる小品数点をこれから始めていかなければなりません。陶彫は乾燥に時間がかかります。早めに作っておかないと撮影日に間に合わなくなります。陶彫による立体作品は以上ですが、気になっているのはRECORDです。今月いっぱい自宅のリフォーム工事が入るために、ダイニングテーブルが使えず、下書きは出来ても彩色や仕上げが出来ません。改めてRECORDも陶彫と同じように制作場所に左右されることを痛感しているところです。下書きだけが進行するのは今までもありましたが、仕上げまでどのくらい時間を要するのか、ちょっと絶望的な気分になっています。それでも諦める事はせず、何とかしたいと考えています。