Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 陶彫制作の正念場
今日は朝から工房に篭りました。大作「発掘~聚景~」では屏風と床を繋ぐ陶彫部品が残り数点になり、それらの成形をやっていました。いずれも大きな陶彫部品ではありませんが、数多く作らねばならず、切迫した焦りを感じました。途中で混合している陶土が足りなくなり、土錬機を回す手間があり、焦りがさらに増長してきました。5月31日(日)を図録用の写真撮影日に決めてあり、そこから割り出して、次の週末までに何をすべきかを考えました。その際に窯入れは何回くらい必要かを考えました。今日の夕方に小品「陶紋」5点を含めた7点の窯入れが出来ました。水曜日か木曜日にもう1回窯入れを行ないます。その窯入れは「発掘~突景~」の陶彫部品3点で、窯の温度が安定し下降し始めたら、柱の木彫をやらなければならず、まさに陶彫制作は正念場を迎えています。午後は菩提寺に家内と母の遺骨を取りに行きました。今月末は母の四十九日もあって多忙を極めた1ヶ月になっています。ついでに雑貨店に蝶番を購入しに行きました。これは「発掘~聚景~」の屏風を繋ぐ金具になるのです。窯を焚いている日は工房が使えないので、その日を職場勤務にしようと思っていますが、外会議が少しずつ増えてきて、なかなかうまく調整がつきません。頭を過ぎるのは7月に個展があるのかどうかで、結論は来月になってギャラリーせいほうから連絡が来ます。どちらにせよ撮影はやっておこうと思っています。焦りからくるものなのか胃腸の具合の悪い日があります。それでもリフォームが完了した自宅にいると、すっきりした空間が目前にあって気持ちが救われます。創作活動は精神的なものに占められていて、ひとつクリアすると心が楽になっていくのが分かります。この精神的なものは常に前向きなもので、決してネガティヴなものではありません。非日常に生きているわけですから、生活がかかっているわけではなく、自分を快い状態に保つアイテムなのだと自分に言い聞かせているのです。