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週末 実家の片付け&自宅の断捨離
母が亡くなって1年以上が経ち、先祖から長く続いた実家をどうするのかが、今の私に課せられている大きな難題です。そのまま古い家を保ち続けることは不可能で、大手の住宅メーカーに相談をして、私はそこに賃貸の集合住宅を建てることにしました。相原の実家は明治時代以前から続いた農家で、「池の谷戸」と当時の村人から称されていました。私が生まれる前は藁葺きの屋根があったそうですが、私が育った頃は瓦屋根に変わっていました。柿の大樹があるのは昔の農家の面影そのままを残していますが、それも持ちきれず、愈々来月には解体工事が入ることになりました。母が介護施設に入った頃に一度業者に来てもらって、主だった家具等は処分しました。それでも全部解消できたわけではなく、もう一度業者を呼ぶことになりました。今日の午前中は最後の遺品の仕分けをするために家内と実家に行きました。私はそこに学生時代まで住んでいたので、整理をするのが苦しくて耐えられなかったのですが、家内はなかなかクールで、家内のお陰で整理が進みました。午後は以前実家から自宅に持ってきた遺品を含めたさまざまなモノの整理をしました。業者には実家と自宅にあるモノの引取りをお願いしようと思っています。祖父母や両親が亡くなって、相原の実家は新しい時代を迎えようとしています。何を遺して何を処分するべきか、私自身もいろいろ考えるところがあり、それだけで私はかなり疲労を覚えました。過去と向き合うのはなかなか辛いものがあります。私は両親に何不自由なく育てられているにも関わらず、複雑な思いが交差しました。自宅にあったモノは断捨離にもなり、この際思い切ってやっていこうと決めました。自宅の断捨離は始まったばかりで、来月の業者の打合せには間に合わないかもしれません。家内が粘り強く取り組んでくれることが唯一の救いになっていて、私一人ではどうにもならないなぁと思っているところです。