Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

年賀状について
一昨年、母が亡くなったため、昨年は喪中でした。例年年賀状を用意していた私は、昨年暮れに喪中葉書を出して、正月は何もせずに過ごしました。ちょうど新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっていた時期だったので、どこにも出かけないのは都合が良かったとも言えます。年末年始の休庁期間は創作活動に邁進するのが、私の例年の習慣になっていて、それは校長職にあった頃と変わらないのですが、休庁期間という意識が薄らいでいても、やはりこの時期は例年の習慣に従ってやっていくのだろうと思っています。今年は来年に向けて年賀状を用意しました。もう校長ではないので、職場に義理堅く年賀状を出すのは減らして、私や家内の友達や知り合いに年賀状を出すことにしました。年賀状は美術を専門職としてやっている者としては、自らの表現を示せる格好な媒体ですが、出来るだけ力まない絵柄を考えています。12月のRECORDのデザインで虎をテーマにしたものを作りました。今回は12月1日付のRECORDの絵柄を採用しました。年賀状は普段疎遠にしている友達や知り合いに、ご無沙汰を詫びる挨拶をするのに大変有効な手段だなぁと思っていて、私は毎年きちんと取り組んでいます。現代は情報機器を使って挨拶を送る手段もあり、面倒な紙による媒体が消えつつありますが、私は年賀状くらいは伝統文化として残っていて欲しいと思う者の一人です。確かに最近手紙は書かなくなり、手軽なラインでのやり取りが増えています。利便性を求めれば、通常の連絡手段にはラインで充分です。年賀状のような改まったものは今後は廃れていくのかもしれません。年賀状の宛名もパソコンから印刷するだけになってしまっていますが、それでも相手に郵送する行為は貴重かなぁとも思っています。