Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

防災のことを考える日
3年前のNOTE(ブログ)から引用いたします。「今日は3.11です。8年前に未曾有な被害を齎せた東日本大震災。横浜でも大きな揺れがあって、物資の運搬経路が一時ダウンし、自然災害の影響力を感じ取った日々を今でも忘れることが出来ません。もうあれから8年も経ったのかという実感を持ちますが、東日本大震災後もあちらこちらで震災が起こり、今でも熊本城のような歴史的遺産の復元作業が進んでいる最中です。私たちは日本で生活する以上、こうした自然災害と付き合っていくしかないと思っています。私は毎年この日になると職場の放送機器を使って弔意を述べ、1分間の黙祷を捧げてきました。」東日本大震災から今日で11年が経ちました。11年前は私は公立中学校の副校長をやっていて、生徒の避難に立ち会いました。落ち着かない生徒指導の一面をもった中学校に赴任していましたが、大震災発生当時、学校に残っていた生徒は素直に私たちの指示に従ってくれたので、安全に生徒を家庭に送り届けることが出来ました。大変な時に遭遇すると、やんちゃな生徒も静かになるものだなぁと思いました。その時から毎年、私は校舎内外に向けて放送で弔意を述べてきました。昨年と一昨年は3.11が卒業式に当たってしまい、私は式辞の中で黙祷を捧げ、命の大切さを生徒に伝えました。私は毎年3.11は防災のことを考える日、または命のことを考える日に決めています。自然災害とともに生きることを余儀なくされるのが日本の現状で、私たちは常日頃からその意識を持っています。ただ、現在起こっているロシアによるウクライナ侵攻は人災です。人災なら防ぐ方法もあるだろうに、と私は思いますが、その思いは私だけではないはずです。人災によって身近な人の命が奪われたなら、私は悔しくて諦めようがありません。そんなことを考えさせられる昨今の世界情勢です。