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映画「キングダムⅡ」雑感
個展閉幕から数日経って疲労が出ています。それを何とか払拭するために、今日は家内を誘って日本の娯楽大作と銘を打つ映画を観に行きました。横浜市の鴨居にあるエンターテイメント系の映画館で観たのは「キングダムⅡ 遥かなる大地へ」でした。実は2019年5月7日に「キングダム」の感想をNOTE(ブログ)に書いています。「物語は中国の紀元前にあった春秋戦国時代で、7つの強国が犇めいていた背景があり、やがて秦が中華統一を果たすまでの経緯を描いています。主人公は戦災孤児だった信と、やがて秦の始皇帝になる政で、この2人の立身出世が物語の中核を成しています。原作者で漫画家の原秦久氏は、中国の歴史書『史記』を基に、史実とフィクションのバランスをうまく取りながら物語を作っています。」というもので、本作はその続編を描いています。蛇甘平原で魏国と戦うため、信は歩兵として一線を交えることを主軸に、そこで初めて出会った羌瘣との関わりを描いていて、映画全体の熱量はなかなか凄いものがありました。とりわけ中国の撮影チームによる集団戦闘場面が圧巻でした。日本の映画もハリウッド並みのスケールをもち、高いクオリティで映像を作ることが出来たことを証明していました。図録を読むとコロナウイルスの影響で、なかなか中国でのロケが出来ず、日本チームと中国チームがリモート撮影で協働したりして、苦労が耐えなかったことも分かりました。これはシリーズ化していくのでしょうか。それぞれの俳優がプロ根性を見せていて、そこも見所のひとつかなぁと思っています。