Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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2023年はどんな年に?
新しい年になりました。2023年はどんな年になるのか、昨年はさまざまな事件があったので、今年は平和で平穏な1年間になるよう願っております。私自身は今年も創作活動一本でいこうと決めていて、そのための健康や環境整備の祈願を初日に行なうことにしました。ここ2年ほどはコロナ禍であったり、母が亡くなったこともあったりして、元旦の定番となる過ごし方をしてきませんでした。今日はずっとやってきたことをもう一度やり直すところから始めました。朝起きると、私は山林にある小さな稲荷に、細かく刻んだ餅と油揚げを持っていきます。山林と言っても猫の額ほどの小さな土地ですが、土地の名目は宅地ではなく山林となっています。嘗て周囲は雑木林が続いておりましたが、宅地造成が進み、僅かに残った私の所有する山林があるだけです。稲荷は祖父母がどこかに捨てられていたものを拾ってきて祠を建てたもので、それからというもの祖父の大工や父の造園業が軌道に乗ったと祖母が言っていました。でも私の彫刻は一向に売れないので眉唾物かもしれませんが、先代から続いている行事を止める理由はないので、私はこれを続けているのです。祠の中に入っている札は毎年換えています。それから私は菩提寺である浄性院の住職に新年の挨拶に出かけました。墓掃除は昨日済ませていて、祖先に花を手向けていました。午後から家内と東京赤坂にある豊川稲荷に出かけました。毎年ここで祈祷をお願いしていて、木製の札を頂いてきています。祠に入れる小さな札も手に入れてきて、帰宅前に山林に立ち寄り、祠に札を納めます。私は決して信心深いわけではありませんが、元旦は親から受け継いだ一連のことをやっているのです。こうしたことは自分の心情のためにやっているのだろうと思っています。私は特定の宗教に身を置くことはしていませんが、信仰する心は持っています。信じることで心安らかになり、創作活動が快く始められると思っているのです。2023年をどんな年にしたいのか、それは創作活動に邁進できる年にしたいと願うのは言うまでもありませんが、自分の健康管理や社会的な情勢も関係してくるのは、昨年の社会的動向を見れば明らかです。昨年よりも今年は良い年にしたいと願うのは私だけではないでしょう。