Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 湿度の高い工房にて
梅雨の時期になったせいか、加齢のせいか、この湿度が高い季節は、私は身体のどこかに具合の悪いところがあって、それを騙し騙し過ごしている感覚があります。加齢と書きましたが、教職に就いていた若い頃から、身体が負担を感じていることは年齢に関係なくあったように思います。教職は朝が早く、授業が次々にやってきて、自分を振り返る余裕もなくその日が終わっていました。15年前に管理職になっても、何かに追われるような仕事が常に頭にあり、仕事の質が多義にわたっていて、辛い思いもしていました。つい3年前までそんな生活でしたが、現在は全て自分のために費やしている時間なので、前に比べれば気楽になったと思える時もあります。それだからこそ自分の体調を考える時間があるかもしれません。今日は日曜日なので創作活動についてNOTE(ブログ)を書こうとしています。つい体調のことから話を始めてしまったのは、やはり季節のせいでしょうか。私が一日の大半を過ごしている工房は、空調設備がなく、気温も湿度も外と変わりません。救いなのは工房が丘の上にあって、時折爽やかな風が窓から入ってくることです。それは清涼水のように感じて、気持ちがふと楽になります。もうひとつ湿度の高さが気にならなくなるのは、創作活動に集中している時です。成形や彫り込み加飾をやっている時に、ふと何もかも忘れられる瞬間がやってきます。情緒もなくなって、自分が何者かもわからなくなります。長野県の山奥にたった一人で彫刻を作り続けている我が師匠が、孤独に耐えられるのも創作活動があればこそなのだろうと察しています。その創作力、集中力ですが、恐らく心理学で言うところのフロー状態のことを指すのではないかと思いますが、若い頃と比べるとその持続する時間が少なくなっています。これは明らかに加齢によるものでしょうか。湿度の高い工房にて、そんなことが頭を過りつつ陶彫制作に没頭していました。