Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 パネル作成&映画鑑賞の1週間
週末になりました。定番として土曜日は今週の振り返りを行ないます。今週も毎日工房に通っていました。今週は砂マチエールの貼り付け作業が完了し、それらを乾燥させるために暫く放置することにしました。次は油絵の具を染み込ませていく作業がありますが、砂マチエールの乾燥を待つ間に、壁掛けのレリーフ作品の準備を始めました。今週後半はそのレリーフ作品のためのパネルを作成しました。パネルは90cm×90cmの正方形で、4点の連作になります。今年の夏に東京銀座のギャラリーで発表した「痕跡A・B」に続く作品で、杉板を焦がして構成要素とするところは今までと同じです。前作よりさらに複雑化した構成になる予定で、モヤモヤしたイメージに対し徐々に具体性を持たせようとして、昼夜を問わず頭の中で試行錯誤しています。レリーフでも立体でも彫刻と呼べる作品は、初めに哲学ありきと思っていますが、理路整然というにはあまりにも断片的で、しかも発想が散らかし放題となっていて収拾がつきません。毎日工房で手を動かしながら考えを巡らせるのは、私に限ったことではなく、週末にやってくる若いアーティストたちも同じです。そこが創作活動の原点とも言えるでしょう。さて、今週で一番印象的だったのは映画鑑賞で、木曜日に家内と「ペリリュー 楽園のゲルニカ」を観に行ってきました。家内の亡父が戦争中に兵士として南の島にいたこともあり、家内にしてみれば亡父の話を思い出しながら、戦争中にあった南の島での苛酷なドラマを見ていたようで、戦後多くのことを語らなかった父を偲ぶ機会でもあったようです。因みに私の亡父は通信兵をやっていたようで、前線に出ることはなかったと言っていました。「ペリリュー 楽園のゲルニカ」は愛らしいキャラクターが登場するアニメではあるけれども、内容は厳しいもので、戦争を語り継ぐひとつの方法だろうと私は思いました。戦争体験者が少なくなる昨今、第二次世界大戦の悲劇を語り継いでいくにはどうすべきか、私たちが知恵を絞るとともに、何もしなければ平和はやってこない現状を知るべきだろうと思います。