Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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如月会反省会について
教職に就いていた頃、何かの研修会で、皆さんは現在何人くらい友達と呼べる人がいますか、と講演者から質問を投げかけられたことがありました。職場では日々危機管理が求められ、その度に仕事仲間と綿密に意思疎通を行ない、その課題解決に全力を尽くしていました。仕事仲間とはその頃とても良い関係で、お互い胸襟を開き、組織で対応することに自分の実力以上のものを発揮していると感じていました。ところが、仕事仲間はあくまでも仕事仲間で、職場を移動しても友達として付き合うことは稀でした。課題を共有し合うからこそ、そうした関係が生まれるので、利害関係のない友達と仕事仲間は別のものと考えた方が良さそうです。たまたま気持ちが通じ合う人がいて、長く友達でいられる人もいるとは思いますが、しかしながら職場を退職すると、社会的な活動は一気に少なくなり、教職で存在感を示した人でも、その後の人生は現職の時のように多忙で充実しているかどうかは疑問です。私の場合は彫刻がやりたくて、その経済基盤を培うために教職に就きましたが、生徒たちとの関係が面白くなり、実際に教職に埋没することが増えてきて、創作活動との駆け引きに難しい局面を迎えることも屡々ありました。ところが創作と言う世界を持つことで私には利害関係のない友達も出来ました。元校長であり、創作活動を共にする人たちとの出会いも私にとっては重要な集まりと言えます。この如月会は年齢で言えば、ほとんどの人が私より年配であり、教職を含めた人生経験は豊富です。展示している作品はともかく、学校ではないところで、お互いの活動に対して意見を述べ合うのも貴重だなぁと思います。そんな如月会の反省会がギャラリーのすぐ近くにある居酒屋でありました。毎年この時期に開催していますが、高齢になる皆さんがまた来年出品してくれることを願うばかりです。