2014.05.20
先日まで東京国立博物館で開催していた「キトラ古墳壁画」展で、とくに注目した「白虎」の姿態が頭から離れられなくなっています。虎は大陸からの情報を基に、飛鳥時代の絵師が描いたものと思われます。この虎は想像上の動物の要素が強く、我々が普段眼にする虎とは異なります。デフォルムされ、理想化された動物には独特な美意識が働いて、描線が生き生きとしています。そのイメージに基づいて、自分も幻の虎を描いてみたい衝動に駆られました。今月のRECORDは「戯れあう幻獣たち」というテーマでやっているので、まさに「キトラ古墳壁画」を利用したいと考えました。「白虎」を自分なりに動かし対峙させて描くことに挑戦します。