Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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「発掘~座景~」土台修整
毎晩というわけではないのですが、最近はかなりの頻度で夜の工房に通っています。それだけ新作の完成ハードルが高いのです。夜の工房では電動工具で音を出すことを止めています。工房は亡父の残してくれた植木畑にあり、その周囲には閑静な住宅が広がり、夜は物音ひとつしない静寂に包まれています。夜の工房で出来ることは手作業による限られた仕事ですが、現在は「発掘~座景~」の4枚の厚板による土台の修整をやっています。この4枚の厚板の表面は砂マチエールを施してあって、残りの作業としてはここに油絵の具を染み込ませていくのです。これは作業としては創作に絡む部分です。その厚板の裏側は木材が捲れているところが随所にあって、そこの修整が必要になっています。これは創作の絡む部分ではありません。しかも展示したときは見えない裏側ですが、木工パテで修整をし、防腐剤を塗る作業があります。私の作品は長い時間の保存や保管を考えて、このような措置をしているのです。素材が石や金属の場合は、野外に剥き出しで設置する場合もありますが、木材の場合は防虫や防黴を考えて、しかも梱包したまま室内で保管するのです。先日から始めた裏側の修整ですが、木工パテが足りなくなって、昼間の仕事の出張途中で店に立ち寄り購入してきました。引き続き夜の工房に通うつもりです。