2017.03.17
日系の米国人彫刻家イサム・ノグチを、私はいつ頃知ったのだろうと思い返していますが、定かではありません。彫刻を学んでいた大学時代にはその存在を知っていました。日本で開催された展覧会には全て足を運んでいます。石彫、陶彫、舞台デザイン、照明器具のデザイン等全てを通して、私はイサム・ノグチの世界に憧れをもって接してきました。このNOTE(ブログ)で取り上げている彫刻家の中でも、多くのことを語ってきた作家の一人ではないでしょうか。香川県高松市牟礼にある「イサム・ノグチ庭園美術館」に行ったのはいつ頃だったのか、これも定かではありません。NOTE(ブログ)を始める以前のことで、アーカイブを見ても年代と日時は書いていません。相原工房を建てる際に、「イサム・ノグチ庭園美術館」のストーン・サークルを思い出して、野外工房を作ったのでした。確か「イサム・ノグチ庭園美術館」を訪れた日は、雨が降ったり止んだりの天候だったことを記憶しています。周囲には石材店が多くあり、イサム・ノグチの制作を支援した有名な石材店も近くにあったように思います。そこは庵治石の産地なのです。現存の彫刻家では流政之氏が工房を構えていますが、ナガレ・スタジオは非公開なので、前に来た時も庵治までは行きませんでした。「イサム・ノグチ庭園美術館」は往復手紙による申し込みが必要で、明日の午後3時入館という手紙が同館からきました。前に来た時にもう一度来ると誓ってこの地を離れましたが、漸く巡礼地に再訪できる日がやってきたなぁと思っています。イサム・ノグチが創出した空間は自分の原点のひとつだと思っていて、美術館エリア一帯が自分にとっての桃源郷ではないかと感じているのです。