2026.05.09
週末になりました。土曜日はその週の振り返りを行ないます。今週も相変わらず毎日工房に通っていました。仕事が素材を伴う立体的な作業から平面に下書きをする作業になり、この下書きを決定して色彩を施せば、壁に掛ける4点の作品は完成となります。壁に掛ける4点のパネルには、それぞれ杉板に文様を刳り貫いたレリーフを貼り付けていくことになりますが、その炭化した杉板をどう生かしていくかが現在取り組んでいる課題です。炭化した木材の質感と絵の具による平面の質感、それは炭化した木材の効果を上げるための背景と考えがちな色彩面になりますが、実際はそこに敢えて主従の関係は作らないようにしようと目論んでおります。適当な調和は画面を退屈にするからで、コラージュを予定している杉板を一旦除けて、まず画面だけでも充分見せられる表現にしようと思っています。杉板に合わせるのは文様の要素だけで、平面としてはその要素を使い、画面上では終わらない永遠のパターンを考えました。パターンに左右対称はなく、画面の枠には収まらない文様をイメージしました。鉛筆による下書きに1週間以上も費やし、直線や曲線を交差させ、都市の地図のような平面作品を作りました。そこに杉板を置くと刳り貫いた文様から下地の地図が見えて、面白い雰囲気になるのではないかと考えると、ちょっぴり楽しくなってきます。来週から彩色が始まりますが、平塗のグラデーションを多用して強弱をつけていこうと考えています。その強弱のついた色彩が壁に掛けられると、おそらく空間として錯視されるのではないかと思っています。最終的な仕上げとしては杉板との関係性を狙った効果的な彩色を施します。現在、下書きが終わった時点で、最終完成をイメージしていますが、果たしてどうなるでしょうか。平面的な仕事に関して私は経験が浅いので、なかなか思い切った処置が出来ませんが、ここはひとつ自分に賭けてみようと思っているところです。