Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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作品完成に関わること
昨日のブログの続きです。自分の作品はあくまでも完成させたいと願って作り続けます。出来うる限りのことを尽くして作り終えたと信じ、その時は完成という判断をします。後日これは完成に及ばずという結果があったとしても、その時は精一杯です。しかし先人の作品には未完成ながら創造的な思考が発見されたり、また新しい試行があったりして鑑賞に耐えるものも多く存在します。作品は完成させる必要があるのか、いつも自問自答しています。製作途中で不測の事態が生じ、完成できなかったとなれば未完成でも仕方がないと思いますが、作品を途中で放棄することはできません。自分はひとつ決着しないと次に進めない性分なので、次から次へと素材に手をつけることは今はできません。今はできなくてもいずれ複数の思考回路が動いて、車輪のように制作が回転することがあるかもしれないと内心では願っています。そうなれば完成にこだわらずにいられるのではないかと思います。生真面目にひとつひとつ作品を仕上げていく日常に嫌気がさすことがあるのも事実です。Yutaka Aihara.com