Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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精神の汗 肉体の汗
猛暑日が続く中で木彫をやっている自分は、汗をかくことばかりの毎日で、夜HPを立ち上げてブログを書こうとしても何も頭に浮かびません。いつも汗のことばかりを話題にして申し訳ありませんが、制作における汗のかき方に違いがあることに気づきました。杉の柱を前にどんな形態を彫り込むか思案して寸法をとっている時にかく汗、下書きが出来て実際に鑿や木槌を振るって彫り込んでいる時にかく汗。汗にはこの2種類があって、吹き出る量が違います。どちらが多いかといえば、前者の思案している時にかく汗の方が多いのです。考えをめぐらせ、気持ちが緊張している時の汗です。いわば精神の汗。これは一気に吹き出てきます。制作に限らず、何か緊張を強いる時はすべてそうだと思います。逆に身体を使って作業している時の汗は、時間をおってジトジトと出てきます。いわば肉体の汗。と、まあこんなことをボンヤリ感じながら一日を過ごしています。作業中の気づきはまだあります。それはまた次回。                          Yutaka Aihara.com