Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

ウイークディ夜の工房
仕事帰りに工房に立ち寄りました。夜になっていたので周囲は真っ暗でした。窯の出し入れがあったので、今晩の工房立ち寄りは予めわかっていたのです。作りかけの作品を夜の時間帯に眺めるのはいいものです。ひっそりとした中に黒い物体が数個置かれている状態は、空間を演出する作品を作ろうとしている自分には決して退屈なモノではありません。思いがけない発見もあるのです。ただし、ここでこの時間帯に制作をしようとは思いません。昼間の疲れがあるせいかもしれませんが、ガランとした倉庫建築には憩いを拒絶する雰囲気があるのです。100度になっていた窯から大きな四角錘を取り出して、次に控えている作品を入れました。窯の扉を開けるときにドキドキして夜の工房にいることを一瞬忘れます。何とか無事に終わってホッとしています。また次に窯出しするのは日曜日あたりです。