Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

就寝は至福のひと時
仕事で疲れているせいか睡眠を貪ることを楽しみにしています。今の生活では夜更かしなど到底出来ません。若い頃は、何故あんなに夜更かしが好きだったのか、深夜ラジオに耳を傾けていた時期があったことが今となっては信じられません。確かに夜のしじまには、自分だけの物語を綴れそうな何かが潜んでいると感じたこともありました。心の開放はもっぱら夜でしたが、彫刻を学び始めてから夜のしじまと縁を切りました。彫刻は制作工程において、昼間の日差しや明るさを必要とするからでした。絵画やグラフックデザインをやっていた友人の中には、昼夜逆転をしている人もいましたが、自分は昼間の制作に精を出して、夜は疲れて眠る生活を送っていました。今もそれは同じです。公務員としての仕事も朝が早いので、早寝早起きが基本です。だからこそ就寝は至福のひと時なのです。朝はあっという間にやってきて至福のひと時が、本当にひと時しかないと実感しています。ましてこの季節は春眠暁を覚えずで、目覚ましが鳴るのを毎回恐れています。仕事をしているからこそ、組織人間だからこそ、勤務時間があるからこそ、就寝に至福を感じるのだと思います。夜は安らかなる休息の時。自分自身に戻れる時間帯なのです。