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「芸術の意味」再読
通勤の友に今日から新しい本を携帯しています。新しいと言っても30年以上前に読んだ「芸術の意味」(ハーバート・リード著 瀧口修造訳 みすず書房)です。途中で放棄してしまった書物をずっと後になって再読する癖が自分にはありますが、「芸術の意味」は全部読んだ記憶があります。でもその時に読んだ本はどこかで無くしてしまって、再読を始めようとする現在の本は最近購入したものです。20代の時と50代の今では同じ内容でも捉えは大きく変わっていると思っています。20代の時に感じたことは、詳細な論理は忘れたものの本書は創作活動を展開する上でのバイブルだと認識したことでした。それでは現在はどうでしょうか。20代の初めの頃に彫刻を学び始めて30年が経とうとしています。本書で語られている芸術の意味を今一度再確認しておきたいと考えています。この年齢になって敢えて再読する意味は十分にあると思います。通勤時間も多少長くなったので、今回もじっくり時間をかけて読み解いていきたいと思います。