Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 気分転換を図る日
昼間の公務と週末の制作・焼成サイクル、夜毎のRECORD制作とNOTE(ブログ)のアップ、これらの活動を完全に止めることはできませんが、このところ気分転換がしたいと思っていました。思い切ったことは出来ませんが、美術展鑑賞を目的に散策をしてきました。毎回やっている気分転換の方法で変わり映えはしません。でも今はこれで充分満足です。飼い猫のトラ吉も気分転換に役立っていますが、猫にも意志表示があり、こちらの思う通りにはなりません。今日は朝から東京上野の都美術館で開催中の「ターナー展」と「太陽美術展」をまず見てきました。英国が誇る画家ターナーの表現力の凄さに圧倒されました。水を湛えた風景の空気感に感動を覚えました。詳しい感想は後日に改めます。「太陽美術展」は前の職場で一緒だった人が自分と同じ二足の草鞋生活をしていて、毎回具象絵画を出品していて招待状を頂いたのです。ターナーを観た後だったので、正直な批評をすれば画面全体が平板に見えたことが挙げられます。具象絵画には奥行き、空間、さらに空気感が求められると自分は思います。出品している彼に限らず、その公募団体全体がそう見えました。自分のことを棚上げして些か辛口に言いますが、日本人特有の生真面目さはあるものの絵画らしさを感じさせてくれる作品が決して多くないと思ってしまいました。次に東京駅近隣にあるブリヂストン美術館で開催中の「カイユボット展」を見ました。カイユボットの世界も都会的な空気を感じさせてくれる絵画でした。これも詳しい感想は後日にします。ついでに大きな書店に立ち寄って書籍を見て回りました。自宅の書棚に並ぶものはどれも読んだものばかりになったので、そろそろ新しい知識を入手したいと思っていたのです。これも気分転換の一つです。それから地元横浜に戻って、横浜美術館で開催中の「横山大観展」を見ました。洋の東西を問わず絵画には同じ要素が必要だと改めて思いました。これも感想は改めます。今日はターナーといい、カイユボットといい、横山大観といい、画家の知人といい、ともかく絵画表現に接してきました。描かれた対象こそ異なり、また時代も違えど、絵画を鑑賞して満足を得ることは、大変気持ちが良いものだと実感しました。明日は制作に励みたいと思います。制作・焼成サイクルが一日遅れてしまいました。