Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 母の入院と制作への集中
今朝、妹より連絡がありました。何度電話しても母が出ないという内容でした。妹夫妻に実家に行ってもらったら、ベッドから母が動けないでいるというものでした。すぐ救急車を手配するように頼み、私も駆けつけました。母の意識はありました。ひょっとして大腿骨の骨折かと疑いましたが、病院に搬送されてレントゲンを撮ったところ骨折ではありませんでした。加齢による腰痛で、検査のために一週間の入院になりました。入院手続きで午前中の時間を費やしましたが、母が大事に至らなくて良かったと思いました。午後は工房に行って制作三昧になりました。遅れがちの制作で、焦りがピークになり、そのため集中力が増し、5時間で7点の彫り込み加飾を終わらせました。この5時間は5分にも感じました。周囲で音がすると感じたのは突然の豪雨でした。それ以外は陶土しか見えず、制作を進行する気持ちが全てに打ち克っていました。昼食をとることも忘れました。7点目が終わったときに漸く周囲が見えてきました。神経が尖っていて身体の負担を感じさせず、覚醒している眼は疲れ知らずでした。その振り戻しがすぐに心身にやってくるかなぁと思いましたが、何んとも言い知れない快さに浸っていました。創作活動の醍醐味とはこんな瞬間なのでしょうか。昨日の美術館巡りと今日の集中した制作で、完全に心身はリセットされました。自分にとって気分転換の薬は、鑑賞と実技、これに尽きます。明日から仕事を頑張ろうと思います。