Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

連休初日 接合と印の作成
4連休が始まりました。工房には若いスタッフが加わりました。私の作品を手伝うのではなく学校の課題制作をするため工房にやってきたのです。場合によっては手伝ってくれることがあるので、若いスタッフに関してはこれで良しとしています。私の作業はあれこれと多忙を極めました。「発掘~層塔~」は円錐状の厚板を15ブロックに分けています。その一つひとつに6個ないしは7個の陶彫部品が接合されます。陶彫部品の組み合わせは初めから決まっているわけではなく、組み合わせを考えながらその場で決めていきます。その方が意外性があって面白いのです。今日は9ブロックの組み合わせを決めて、接合のための穴あけを行いました。陶彫部品にはそれぞれ2つの穴をあけています。そこをボルトナットで留めていくのです。厚板やボルトナットの塗装は後日になりました。朝から夕方まで作業をして、夜は自宅で「発掘~層塔~」「発掘~増殖~」のそれぞれの陶彫部品に貼り付ける印を彫りました。これは和紙に押印して番号をつけます。その和紙を作品の裏側と厚板に貼って、集合体を分解しても同じ位置に部品が接合出来るようにしているのです。そうしたちょっとした工夫も、数量の多い今回の作品は時間がかかって大変です。明日も継続です。