2014.06.11
先日、東京外苑にあるワタリウム美術館で開催されている「R・シュタイナー展 天使の国」に行ってきました。神秘思想家とも呼ばれているルドルフ・シュタイナーはあらゆる分野に思想を広げ、その思想体系を人智学協会を設立することによって保存継承しています。展覧会はシュタイナーが書いた黒板絵が中心で、自らの思想を黒板にチョークで図示したモノが多く出品されていました。ドイツの造形作家ヨーゼフ・ボイスにも黒板絵があって、ボイスのそれと比較しながら展示を見て回りました。黒板絵にはそれぞれ解説があって、そのメモがあるからこそ理解が可能になりました。シュタイナーの世界でとりわけ私が興味関心があるのは、ゲーテアヌムと呼ばれている建築や室内装飾です。曲面を持つ木彫の柱やファサード、ステンドグラスを初めとする室内装飾の数々が自分には心地よく感じられます。彫刻的な建造物と言ったらよいのか、カタチの象徴化に惹かれます。講義や演劇等パフォーマンスを行うのに相応しい場所として設計されたようですが、素材や空間の面で贅沢な建造物だなぁと思いました。