Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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週末 梱包完了&おわらの夕べ
今日は工房に篭って梱包の最終作業に追われました。木箱に入らない陶彫部品が1点あり、垂木で直方体の骨組みを作り、そこに収めました。来週は工房の片付けと接合部品の確認を行います。やっと梱包が完了しました。運送業者の手配も行いました。業者も毎年やっていただいている方々で搬入搬出に慣れているのですが、来週下見に来て荷物の量を確認するようです。今日は工房に新しいアーティストの卵がやってきました。2年前に中国から日本に留学してきた女性で、現在は美大の大学院でグラフィックデザインを学んでいます。エスキースを見ると大陸的な雰囲気を感じさせる一方、生真面目に現代デザインに取り組んでいて好感を持ちました。中国の一人っ子政策のため自分は一人っ子なので、いずれ両親に介護が必要になれば帰国しなければならない、きちんと就職しなければビザが切れてしまうので今は就職活動をしている、でもアートを日本で続けたいので相原工房を使わせてほしい等々の話題が飛び出し、その他日中の政治的な微妙な関係やら文化の共通理解やらで、暫し時間を忘れてしまいました。外国籍のアーティストはグローバルな感覚を持ち、また目標に対して貪欲で、自分も教わることが多々あります。夕方、近郊の商店街で「おわら風の盆」を行うので、家内が胡弓の演奏に出かけました。中国からの留学生は「おわら風の盆」を見たいと言うので一緒に出かけました。彼女は中国の二胡に似た胡弓に興味を持ったらしく、真剣な眼差しで踊りや演奏を見ていました。