Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

note

三連休 厳しかった制作目標
昨日の疲れが出ていましたが、今日は美術を学ぶ高校生や職場関係で油絵を描きたい人が来ていたため、工房を休むわけにはいかず、昨日心の中で決めていた制作目標に向かって頑張っていました。制作目標とは、昨日成形した陶彫全ての彫り込み加飾を終わらせるというものでした。昨日はどんどん作業が進んだのに、今日は遅々として進まず、結局は目標の達成は出来ませんでした。残した仕事はウィークディの夜にやるしかありません。やはり人間がやることなので、上手くいくことがあれば、そうでもない時もあると思い知らされました。調子がいい時に立てた目標は、後になってみれば厳しいもので、実現不可能な場合もあります。彫り込み加飾は、荒っぽい成形に比べれば、細かく神経を使う仕事で時間がかかることを熟知しているのに、こんなことくらいあっという間に出来ると思ってしまったことがいけなかったのでした。でも、昨日同様に集中する時間帯が今日もありました。それは周囲の状況が眼の前から消え失せ、素材と語り合う時間です。陶土にヘラで彫り込み、また動勢を与え、素材と自分が一体化して、あれこれ考えることもなくなる時間、または自分の意思の充実を確認できる時間、そんな至福な時間帯があったことで今日は満足しました。明日は東京の美術館と横浜の劇場に出かけます。