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三連休中日 旭洋酒有限会社へ
家内の従兄弟が山梨県でワインを生産している会社を営んでいます。旭洋酒有限会社という山梨市小原東にある会社ですが、後継者の居ない会社を買い取り、葡萄畑を借りて、葡萄の摘み取りからワインに至るまでの工程を、全て夫婦2人でやっているのです。家内の従兄弟はその奥さんですが、ご主人も元来ワインの生産者ではなく、大きなワイン会社に勤務していたときに知り合って、2人で独立した経緯があります。そのワイン(商標「SOLEIL」ソレイユ)の美味しさは、自分の個展のオープニングパーティーの時に、多くの人に味わってもらい賞賛を受けたこと、また東京や地元のレストランで扱っていて好評なこと等、数え上げたらキリがありません。常々会社を訪ねたいと思っていたので、今回は漸く実現した会社訪問でした。家内と自分の他に従兄弟2人も同行しました。朝5時に自家用車で自宅を出て、東京大田区と杉並区に住む従兄弟2人を拾い、中央高速道を一路山梨県に向かって走りました。勝沼インターで降り、一般道を走ること15分で旭洋酒有限会社に到着しました。丁寧な案内で工場を見せていただき、醸造の過程を知りました。葡萄畑にも案内していただきました。既に摘み取られた葡萄の蔓や紅葉した葉が青空に映えていました。畑のある山の中腹から見える富士山も美しく、爽やかな空気が頬を撫でていました。2人で作る珠玉なワインは研鑽の賜で、自分たちのワインを作り出したいというその強い意志に自分は驚きを隠せない一日でした。自分は新作ワインのラベルデザイン制作をこちらから申し出ました。そのワインは既に地下倉庫で眠っていました。気持ちを引き締めて取り組みたいと思います。昨日の洋菓子職人、今日のワイン醸造職人、どちらもその道を極めたい人たちで、こうした充実した生き方をしている人たちに自分は刺激をもらっています。今日は最高のひと時を過ごせました。