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映画「ハイキュー ゴミ捨て場の決戦」雑感
今日は朝のうちに工房にある窯の温度確認に行き、それから地域の公立中学校で開催された学校運営協議会に参加してきました。そんな用事を午前中に済ませて、午後は家内と久しぶりに映画に行ってきました。観たのは劇場版スポーツアニメで、教え子が勧めてくれた「ハイキュー ゴミ捨て場の決戦」でした。私は社会性のあるドキュメンタリー映画に関心がありますが、娯楽性を盛り込んだアニメもよく観に行きます。「ハイキュー」はバレーボールのチームを描いた漫画で、「スラムダンク」のバスケットボールと双璧を成すドラマではないかと思っています。私は学校に勤めていたおかげで、部活動と密接な関わりがありました。勿論そのアニメになった部活動の顧問をやったことはありませんが、身近な生徒たちが一所懸命そのスポーツに励んでいたことを思い出します。部活動に打ち込むことによって個人の心身の成長も、チームとしての協調や結束も、教員の立場としてよくわかっています。しかも最近のアニメの技術は眼を見張るものがあり、その迅速な動きと視点の誘導に思わず引き込まれてしまい、息つく暇を与えてくれません。「ハイキュー ゴミ捨て場の決戦」も烏野高校と音駒高校という因縁の対決を、個々の選手を際立たせながら、巧みに描いていました。試合にはドラマがあり、肉弾線でありながら心理戦でもあります。体力に自信のある選手もいれば、冷静な判断をして戦略を練る選手もいます。違う個性が化学変化を起こし、チームを強くしていくのは、小さな人間社会を見るようです。昭和の時代のスポーツ漫画は、一人のヒーローが全てを解決していましたが、現代のスポーツ漫画には万能なヒーローが存在しません。しかもライバルを丁寧に描くことで、試合のリアルさが増しています。映画が短く感じたのは、それなりに面白かった証だろうと思っています。今日は充実した一日を過ごしました。