Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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映画「ゴジラ×コング 新たなる帝国」雑感
昨日工房で窯入れを行ない、今日は焼成のために窯以外のブレーカーを落としているので照明等が使えませんでした。午前中は自然光の中で陶彫の彫り込み加飾をやっていました。明日になれば電気は復旧しますが、今日のところは仕方がないなぁと思っていて、それを言い訳にして、午後は家内とエンターテイメント系の映画館に足を運びました。気分転換を図るため観たのは「ゴジラ×コング 新たなる帝国」で、弾け飛ぶようなアメリカ版ゴジラ映画です。私は前作「ゴジラ×コング」も観ていて、物語の繋がりはよく分かっていたので、今回も気楽に理屈抜きで楽しめました。アカデミー賞に輝いた日本版「ゴジラ-1.0」とは、ゴジラが登場する背景や、ゴジラそのものを神格化する日本版とはまるで異なり、同じゴジラが登場する映画としては別物と考えた方が良さそうです。アメリカ版は「モンスターヴァース」という連作で、地上に棲むゴジラと地下空洞に棲むコングが、奇妙な電波信号によって、そのテリトリーの均衡が破られるところから物語が始まります。地下ではコングとは別種の猿集団がいて、凍結波を出す怪獣を操り、他の生命の絶滅を図っていたところにコングとゴジラが共闘して、別種の猿集団を倒すというものでした。まさにこれはエンターテイメントで、見せ場がこれでもかと続く痛快娯楽劇に仕上がっていました。そうした特撮に関してはアメリカ人製作者の巧みさが凄くて、観客はどんどん惹き込まれていきました。エジプトやイタリアの世界遺産となっている建造物がバラバラ壊されていくのは、映画でなければ見られない場面だなぁと思っていました。観終わった後で、家内も面白かったらしく、ゴールデンウィークの過ごし方としては良かったのではないかと言っていました。私も気分転換が図れて、明日から陶彫制作を頑張ろうと思った次第です。