Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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美大の卒業制作展
自分の母校ではないけれども、同じ東京にある美大の卒業制作展に行って楽しんできました。相原工房に出入りしている中国籍の大学院生の作品を見に行くことが目的でした。美大生たちの作品は粗削りな反面、気概に満ちていて魅力的です。中にはどうしてこんなものを作ったのか意味が伝わらない作品もありましたが、概ね良い出来栄えではなかったかと思いました。今日は早朝6時に工房に寄って制作工程を多少でも進めました。僅か1時間半、されど1時間半で陶彫の彫り込み加飾を行いました。その後、家内と菩提寺に出かけて墓参りを済ませ、8時半には一路東京の八王子に向かって自家用車を走らせました。知り合いの大学院生には構内ですぐ落ち合うことができました。彼女が籍を置くグラフィックデザイン科の学生作品は、大学の中では突出した水準にあり、イラストレーションやタイポグラフィーやパッケージデザインに至るまで大変充実した楽しいものでした。良質な作品に出会うと自分の創作意欲も刺激されます。逆に首を傾げたくなる作品は、これを作るために4年間も学んだのかと疑いたくもなります。4年間または6年間頑張った学生には、才能や努力に見合った将来があることを願っています。案内してくれた中国籍の子は「水のイラストレーション」というタイトルで波模様の繰り返しを大きな画面にまとめていました。彼女にも日本での活躍を期待しているところです。それにしても今日は疲れました。数多くの作品を一気に見たので、帰宅後は工房に行けず、自宅で休んでしまいました。